春野菜には独特の「苦み」・「香り」・「辛味」をもつものがあります。
苦み―――植物性アルカロイドが含まれています。老廃物を体の外に出す解毒作用や新陳代謝を促進する働きがあります。
香り―――テンペン類が含まれています。リラックス効果や血行促進、抗酸化作用があります。
辛味―――イソチオシアネートが含まれています。抗酸化作用や食欲増進効果、血栓予防効果があります。
代表的な野菜は
アスパラガス…β-カロチン、ビタミンＢ1・Ｂ2・C・Eをバランスよく含む。
セロリ…カリウムを多く含み、高血圧を予防する。
たけのこ…亜鉛、カリウム、ビタミンB群、ビタミンEなどを含み、食物繊維も豊富。
春キャベツ…春野菜の中でもビタミンC・Uが豊富に含まれ、胃腸の調子を整える。
新玉ねぎ…目にしみる辛味成分の硫化アリルを含み、血液をサラサラにする。
えんどうまめ…ビタミンC・Ｂ1が含まれ、タンパク質や糖質も多く含む。
他にも、菜の花・ふきのとう・せり・たらのめ、などがあります。
現在では1年中スーパーなどで手に入るものが多いですが、旬の野菜は他の季節より栄養価も高くなり味も良くなるようです。
旬の野菜を積極的に食卓に取り入れて春のおとずれを感じるとともに、春野菜のパワーをいただきましょう。