柿が赤くなると医者が青くなる?

「柿が赤くなると医者が青くなる」は、その昔「柿が出回る頃になると病気が減り、医者が暇になるさま」を言った言葉です。昔から日本人に親しまれてきた柿は、秋に旬を迎える美味しい果物です。そんなに体に良い栄養成分とは、どんなものが含まれているのでしょう。

 

ビタミンC―――とても豊富で、レモンの1.5倍含まれます。強力な抗酸化作用があり、疲労回復や免疫力アップに働きます。

ビタミンA(β-カロチン)―――皮膚や粘膜の生成を助け、活性酸素を除去しながら体の抵抗力を高めます。

カリウム―――体内のナトリウムを尿と一緒に排出する作用があります。「高血圧」や「むくみ」に効果的です。

タンニン―――渋味成分でありポリフェノールの一種です。抗酸化作用、殺菌作用があり、血液の流れをよくする働きがあります。

食物繊維―――整腸作用があり便秘予防に効果的。またコレステロールの吸収をおさえる働きもあります。

 

ビタミンCは疲労回復に加え、細菌やウイルスに対する抵抗力を高めます。そしてビタミンAにも免疫力を高める効果があるので、柿は風邪予防にぴったりです。

また、タンニンはアルコール成分を分解する働きを助けるので、二日酔いの防止に効果的です。

そして女性に嬉しいのが美肌効果。ビタミンCはシミ・しわの改善に役立ち、肌に大切なコラーゲン合成を助けます。またタンニンは肌トラブルの原因となるメラミンの合成を抑制します。これらの相乗効果が美肌効果を助けてくれます。

 

いいことずくめの柿ですが100g中のエネルギーは60kcal、糖質15g。みかんや梨、リンゴなどと比べると少し高めです。栄養価が高く健康に良い柿は、ケーキやお菓子の代わりに食べるなど、賢く摂るようにしたいですね。

 

食べ過ぎは、貧血になる、体を冷やす、便秘になるという側面も。しかし、それは大量に食べた場合のことです。一日に1~2個程度なら心配なく美味しく栄養をとることができます。

 

11月になると気温が一気に下がって風邪を引きやすくなり、さらに忘年会やクリスマスなどのイベントも増えてきます。そんな時期には、柿を食べて元気に過ごしましょう。