旬の野菜~里芋~

秋から冬に旬を迎える食材に芋類(さつま芋、じゃが芋、里芋、長芋など)があります。今回は、その中から里芋を紹介します。

里芋の主成分はでんぷんとたんぱく質です。その他、食物繊維、ビタミン類、カリウムなどを含みます。他の芋類と比較して多いのはカリウムで、じゃが芋やさつま芋の1.5倍ほど含みます。エネルギーは他の芋類よりも低めです。
カリウムは体内の過剰なナトリウムの排泄を促進する働きがあり、血圧を下げてくれます。また、むくみ解消にも効果があります。

そして里芋といえば特徴的なのがヌメリ。あのネバネバした成分には、胃腸の粘膜を守り、たんぱく質の消化吸収を高めて胃腸の働きを活性化したり、善玉菌を増やして腸内環境を整える働きがあります。これは、胃腸の病気の予防に効果がありますし、便通の改善や美肌効果、免疫力の向上などが期待できます。また、たんぱく質を効率よくエネルギーとして使えるので、疲労回復効果も期待できます。

里芋のヌメリの成分は「グルコマンナン」「ガラクタン」「ムチン」などです。「ガラクタン」には脳細胞の働きを高める作用があり、最近では認知症の予防として注目されています。

他の芋類よりはエネルギーが低めな里芋ですが、野菜類に比べると、どうしてもエネルギーは高くなります。同じようにでんぷんを多く含む主食の量を少し控えめにするなど、ちょっと工夫しながら取り入れてください。