食事に気をつけて認知症を予防

日本は長寿国と言われています。それと共に課題となっているのが「認知症」です。
本人だけでなく周囲の人の日常生活も左右する「認知症」は完全に予防することは難しいようです。
しかし、運動や食事といった生活習慣の改善は、認知症の発症リスクを低くすることが分かっています。その中で注目を集めているMIND(マインド)食をご紹介します。

MIND食とは地中海式食事法とDASH (ダッシュ)食を組み合わせた食事法で、脳の健康の観点から「積極的に摂るべき食品」10項目と「なるべく控えるべき食品」5項目に分けられているのが特徴です。

【積極的に摂るべき食品10項目】
・緑黄色野菜(週6日以上)
・その他の野菜(1日1回以上)
・ナッツ類(週5回以上)
・ベリー類(週2回以上)
・豆類(週3回以上)
・全粒穀物(1日3回以上)
・魚(なるべく多く)
・鶏肉(週2回以上)
・オリーブオイル(優先的に使う)
・赤ワイン(1日グラス1杯まで)又は緑茶、抹茶

【なるべく控えるべき食品5項目】
・赤身の肉「牛肉・豚肉」(週4回以下)
・バター(なるべく少なく)
・チーズ(週1回以下)
・甘いパンやお菓子(週5回以下)
・ファストフードや揚げ物(週1回以下)

またWHOのガイドラインでは有酸素トレーニングを中心とした運動は認知機能に対する効果が認められています。
そして、「食事のみ」「運動のみ」を実行した時より「食事と運動を同時」に実行した時が最も効果があるという比較試験の結果も出ています。
生活の中に、ぜひ取り入れてみてください。