『睡眠時無呼吸症候群』の検査について

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は主に二種類あります。

①閉塞性睡眠時無呼吸(OSAS)

②中枢性睡眠時無呼吸(CSAS)

全体の90%は①で、肥満・扁桃腺肥大・顎が小さいなどが原因で気道が狭くなったり閉塞したりして無呼吸や低呼吸になります。

SASは、高血圧を合併する確率が50%で、糖尿病を発症するリスクが2倍。その他、脳卒中や心血管障害を発症するリスクも上がるというデータが確認されています。

また、交通事故などの報告も多く、死亡率は2.6倍に上がると言われています。

しかし、SASは専門の医療機関で治療が可能です。

当院は循環器専門医で、生活習慣病を含めた管理を含め、お仕事や日々の生活に差し支えないよう寄り添いながら的確な治療を行っていきます。

当院ではまず、お気軽に睡眠時に無呼吸症状を起こしている可能性があるかどうか調べる検査を行います。この「終夜経皮的動脈血酸素飽和度測定」という検査は、保険が適用できます。ご自宅で睡眠中に検査を行えるよう、検査装置を貸し出しています。装置貸出し料は無料、検査代は3割負担の方で300円、1割負担の方は100円です。もちろんトイレに立ったり、寝返りをうったり、水分補給も自由にでき、お仕事などにも差し支えなく行うことが出来ます。

今や国民の4分の1が睡眠障害と言われています。

いびき、寝つきの悪さ、日中の眠気・倦怠感、息苦しさ、頭痛、集中力の低下、抑うつ・・・

無呼吸による日々の辛い症状と一緒に向き合い、治療によってしっかり改善していきましょう。